大都会に佇む縁結びスポット「烏森神社」で恋愛祈願

東京

都内に多くある神社の中でもご利益を授かりたいと多くの参拝客が集まる烏森神社(からすもりじんじゃ)。新橋駅からほど近い場所にあり、細い路地を入った先にひっそりと鎮座していらっしゃいますが、新橋の「四大最強パワースポット」と言われるほどの強いご利益で知られています。

カラフルな御朱印で若者の人気が高まっている烏森神社を詳しくご紹介していきます。

日本の中心地・新橋を護る創建1000年以上の神社

現在はオフィスビルが立ち並び、サラリーマンの聖地として知られる新橋。江戸末期に興った新橋花柳界(しんばしかりゅうかい)は、明治期に近くに官庁街ができたことから東京で一番の花街となり、現在も料亭文化と新橋芸者の伝統を連綿と伝えています。

特に「芸の新橋」と言われるように、新橋芸者たちは秀でた芸事を競い合い、年に1度、新橋演舞場で開催される「東をどり」は芸者たちが1年の成果を披露する華やかな場として知られています。

鉄道開業時、発着地となった新橋駅ですが、当初は「烏森駅」と呼ばれていました。この町の中心にあったのが「烏森神社」です。

神社のご祭神・ご由緒・ご利益をご紹介します。

ご祭神

天鈿女命(あめのうづめのみこと)

日本で最も古いとされている「芸の神様」です。古事記でも有名な「天の岩戸」のシーン。岩戸に隠れた天照大御神のために、踊りを披露したのが天鈿女命でした。芸能人・俳優の祖と言われ、「芸能上達」を願う多くの参拝者が訪れています。芸能の神が祀られている神社は全国的にも珍しく、芸事が盛んな新橋において篤く信仰される理由ともなっています。

倉稲魂命(うがのみたまのみこと)

五穀豊穣、穀物の女神様です。

時代の中心が農業から商業へ変化していくにしたがって、倉稲魂命も「商売繁盛の神様」として崇められるようになりました。

瓊瓊杵尊 (ににぎのみこと)

農業の神、稲穂の神として広く知られています。天界から地上に降りた神様として国を豊かにしていったことから、平和と繁栄をもたらす神、五穀豊穣の神として祀られています。

ご由緒

神社のある港区新橋あたりが「武蔵国桜田村」と呼ばれていた時代、この一帯は江戸湾の砂浜であり、周囲は松林となっていました。

そのため「枯洲(かれす)の森」または「空洲の森」と言われたのが地名の由来ですその後、松林には沢山のカラスが集まって巣を作っていたことから、「烏の森」と呼ばれるようになりました。現在では、JR新橋駅の「烏森口」にその名を残しています。

神社の創建は、天慶3(940年)に平野将門が関東で乱を起こした際、藤原秀郷(ふじわらのひでさと)が、戦勝を祈願しに神社を訪れたところ、白狐がやってきて秀郷に白羽の矢を与えました。その矢を持って戦ったところ、すぐに戦乱をおさめることが出来たことから、秀郷が神社を創建しようと考えていたところ夢に白狐が現れました。

そして、「烏が群がるところが霊地である」とお告げがありその地を探したところ、現在の場所に烏が群がっていたため、創建下のが始まりとされています。

ご利益

江戸時代に起きた世界三大大火の一つと言われる明暦の大火では、江戸市中が焼野原となりましたが、不思議なことに烏森神社だけは他からの延焼を免れることができました。

このことから烏森神社には、そのご利益を求めて参拝される方が後を絶ちません。

烏森神社では、ご祭神のご利益により「商売繁盛」「芸事向上」のご利益を頂戴できます。また、創建の経緯から「必勝祈願」に参拝されることも多いことで知られています。

更にこちらでいただける「願い札」に願いを書くことによって、縁結びのご祈願ができます。縁結びのご利益は強力なようで、Web上で調べてみても「彼氏ができた」「結婚できた」とたくさんの嬉しい報告がありました。

見逃せない人気の御朱印・授与品

新橋烏森神社でいただける御朱印・授与品をご紹介します。

御朱印

新橋烏森神社を訪れる人のほとんどの人がこれを頂戴しに来ていると言っても過言ではないほど人気なのが、「御朱印」です。

赤、黄、青、緑の鮮やかな色彩が印象的な御朱印は、行事や季節に合わせて年間10種類程、用意されています。

特に、ひなまつりの時期に授与される御朱印は、ピンク色を基調にした可愛らしい絵柄で大変人気です。

御朱印と一緒に御守りと「縁結びの塩」をいただくことができます。

御守りは、良縁・夫婦円満・家内安全が祈願され、縁結びの塩には、男女の縁結び、夫婦、家族の結束などの良き縁の「結び」が祈願されています。

お塩は料理などに使うとより一層ご縁が深まると言われています。

心願色みくじ

願い事や占うものにより4色に色分けされた烏森神社オリジナルのおみくじです。色分けは以下の通りです。

赤:恋愛・良縁・縁結び

黄:金運・幸福・商売繁盛

青:厄払い・芸事上達

緑:健康・家庭・交通安全・安産祈願

色みくじは、おみくじ・願い札・願い玉の3点がセットになっています。

恋愛運アップを願うなら、赤色のおみくじを引いてみましょう。

おみくじと一緒に渡される願い札には、願い事別と同じ色のペンで願いを書き、奉納することができます。より具体的な内容を書くと成就しやすいと言われています。願い事を書いたら、叶うようしっかり思いを込めながら所定の場所に結んでいきます。

また、願い玉は願い事が叶うように祈願されているので大切に持ち帰りましょう。

もし、超大吉を引き当てたら「超大吉御守り」と福をおすそ分けできる「福分けセット」が授与されます。自分だけではなく、周囲の方にも強運と幸運を分けられるよう、超大吉を引き当てたいですね。

願いが無事に叶い、さらに大きな願いを叶えるために再び心願色みくじを引いた際には、ひとまわり大きな願い玉をいただくことができます。

幸運の鈴守 

芸能の神として崇められている天鈿女命が天照大神を岩戸から連れ出し、暗闇だった世界を再び明るくしたという『古事記』に則り、踊りで使う神楽鈴の原型をモチーフにした「幸運の鈴守」をいただけます。

神棚や玄関に飾り、出かける時や嫌なことがあった時、願をかけている時などに体の前で左・右・左と3振り、身を清めることで幸運を呼び込むことができます。

心願成就御守

烏森神社の親善キャラクター「こい吉くん」がかたどられています。

願い事が成就するよう祈願された御守りです。

ストラップが付いているので身近なものにつけておくことができる可愛らしいお守りです。

烏森神社へのアクセス・基本情報

所在地:〒105-0004 東京都港区新橋2-15-5

電話番号:03-3591-7865

参拝時間  : 24時間   社務所:9時~16時  

交通機関  :【最寄り駅】   

      JR新橋駅 西口・日比谷口より徒歩2分/烏森口より徒歩3分

      地下鉄(銀座線・都営浅草線 徒歩2~3分)

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まとめ:烏森神社で縁結びの確かなご利益をいただこう

平安時代に創建され、新橋の地を護り続ける烏森神社。明治期に日本の中心地となって以降オフィスビルが立ち並ぶ一方、華やかな芸者文化の伝統を今に引き継ぐこの土地で人々に篤く信仰されてきました。今なお大勢の参拝客でが後を絶たないことからご利益は確かなようです。

乙女心をくすぐるカラフルな御朱印や色別の心願色みくじなど、ここでしか手に入らない授与品もたくさん準備されています

都心の中で縁結びが祈願できるパワースポット烏森神社で縁結びのご縁をいただいてみてはいかがでしょうか。

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