大阪随一の最強のパワースポットとして外せないのが、大阪市住吉区にある「住吉大社」です。
地元大阪では「住吉っさん（すみよっさん）」と呼ばれ親しまれており、正月三が日には約２３０万人の参拝客が訪れています。
古代より住吉大社は航海の守護神として船舶守護や航海安全の神様として信仰されています。加えて厄払いや縁結びの神様としても人気があります。
３万坪の広大な境内には見逃せないパワースポットがたくさんあり、遠方からも参拝者が絶えない住吉大社を早速、ご紹介していきます。
全国の住吉神社の総本山
大阪の「住吉大社」は全国にある２３００社余の住吉神社の総本社であり、日本を代表する神社の1つです。
古くは摂津国（現在の大阪府北西部と兵庫県南東部）の「一之宮」（神社の社格の中で最上位）という格を持った由緒ある神社です。
ご祭神
第一本宮 底筒男命（そこつつのをのをかみ）
第二本宮 中筒男命（なかつつのをのかみ）
第三本宮 表筒男命（うわつつのをのかみ）
第四本宮 神功皇后（しんぐうこうごう）
住吉大社にお祀りされている神様は、古代神話で有名な伊邪那岐命 (いざなぎのみこと) に由来しています。
火神の出産で亡くなられた妻・伊邪那美命 (いざなみのみこと) を追い求め、伊邪那岐命は、黄泉の国(死者の世界)に向かいましたが、妻を連れて戻ってくるという望みを達することができませんでした。
黄泉の国でのケガレを清めるために海に入って禊祓いしたとき、底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命 (なかつつのおのみこと) 、表筒男命 (うわつつのおのみこと) が生まれました。
ご由緒
住吉大社の創建は２１１年。第十四代仲哀（ちゅうあい）天皇の后である神功皇后 (じんぐうこうごう) が新羅遠征（三韓遠征）に出られた際、住吉大神にお参りをされ、その加護を得て強大な新羅を平定せられ無事帰還されました。
この凱旋の途中、住吉大神からの御神託を受けられて、住吉大社は現在の地に鎮斎されることになりました。
その後、第十六代仁徳天皇が住吉津（すみのえつ/現在の大阪府大阪市住吉区）を開港されました。
遣隋使・遣唐使が派遣される時代になると船はこの住吉津から出港し、航海に出る前に参詣したのが「住吉大社」です。
航海の無事が願われた住吉大社は、やがて航海の守護神として崇敬を集めるようになります。
平安時代以降、和歌・文学の神として、また、産業・貿易・外交の祖神として、そして祓いの神として仰がれるようになりました。
歴代の天皇の崇敬も厚く、南北時代には南朝の拠点となりました。
武家の時代にあっても豊臣家や徳川家などの天下人に篤く保護された由緒ある神舎なのです。
ご利益
住吉大社では、家内安全や商売繁盛、安全祈願にご利益があります。また末社のご利益も多彩で「商売発達・家内安全」「縁結び」「夫婦円満」「商売繁盛」「子宝祈願」「芸能向上」等のご利益が期待できます。
縁結び成就には押さえておきたい見どころ・パワースポット
国宝に指定されている「本殿」
参拝する本殿には、４つの本宮が並んでいて、国宝に指定されています。
それぞれ「住吉造（すみよしづくり）」とよばれる古殿の建築様式で、第一本宮から第三本宮までは直列、第四本宮と第三本宮は並列に配置され、全国的にも大変珍しい配置になっています。その形から船団のようだとも言われています。
お参りの際は、第一本宮から第二本宮、第三本宮、第四本宮と順番にめぐるのがおすすめです。
渡るだけでお祓いになる反橋（そりばし）
境内に入ってまず目に入ってくるのが反橋です。この反橋を渡ることでお祓いの効果があるとされています。お参り前に心身を清めたい人はぜひ渡ってみましょう。
見た目は急ですが、階段状になっているので足元に注意してゆっくり渡ってみてください。
おもかる石で心願成就
本殿から１００mほど離れた末社「大歳社（おおとししゃ）」は収穫の神様をお祀りする大変歴史のある古社です。大歳社の境内にあるおいとしぼし社に鎮座する「おもかる石」は願いがかなうかどうかを占える霊石があります。
おもかる石は、両手で抱えるほどの大きさです。
３つ並んでいるおもかる石の１つを持ち上げて重さを覚え、もう一度持ち上げた時に重いか、軽いかで願いが叶うかどうかわかるというものです。
２度目に持ち上げたときに「軽ければ願いが叶う」、「重ければ願いが叶う」には時間がかかると言われています。
住吉大社一番のパワースポットの「五所御前」
「五所御前」は約1800年前に住吉大神鎮座の際、最初にお祀りされた場所と伝えられる神聖な場所です。
ここにある 「五」「大」「力」の文字が書かれた３つの小石を探しお守り袋に入れると、体力・智力・財力・福力・寿力を授かり、願いが叶うとされています。
樹齢８００年を超える楠「夫婦楠」は縁結びの象徴
２つの幹に別れた夫婦楠は夫婦円満の象徴として親しまれています。夫婦楠の周りを男性は左回り、女性は右回りに１周すると良縁に恵まれるそうです。
恋愛成就に必ず参拝したい「侍者社（おもとしゃ）」
住吉大社の末社筆頭である「侍者社」こそ、「縁結び」「夫婦円満」のご利益がある神社とされています。
神宮皇后の代に住吉大社の宮司を任されることになった、初代神主田裳見宿禰（たもみのすくね）とその妻神様を顕彰して、住吉大神の最も側にお祀りされています。
夫婦でお祀りされていることから、縁結びや夫婦円満のご利益が期待できます。
また、「神と人」を結ぶ、仲執り持ちの役目を担ったことから、「縁結びの神」として篤く信仰されています。
社務所で購入できるおもと人形や絵馬に名前を記入し、ぜひ恋愛成就を願ってみてください。
住吉大社で人気のお守りをご紹介！
住吉大社には様々なお守りがあります。可愛らしく人気なお守りをご紹介します。
招福猫
左手招きは「人招き」「家内安全」のご利益があります。右手招きは「お金招き」「商売繁盛」のご利益があります。
良縁守
袋守タイプになっています。身に着けやすい色鮮やかなパステルカラーのブルーとピンクの２色があります。良縁祈願にご利益があります。
侍者守
ストラップの先にピンクと白の水晶が1つずつ付いている綺麗なお守りです。
恋愛成就にご利益があります。
干支水晶守
干支をモチーフにした水晶のお守りです。開運招福のご利益があります。
住吉大社へのアクセス・基本情報
住吉大社へのアクセスや基本情報をまとめてご紹介します。
所在地：〒５５８ー００４５大阪府大阪市住吉区住吉2丁目 9-89
電話番号：0６ー６６７２ー０７５３ FAX０６－６６７２ー０１１０
営業時間 ：午前６時～午後５時（４月～９月）
午前６時半～午後５時（１０月～３月）
交通機関 ：【電車を利用する場合】
南海鉄道 南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩３分
南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩５分
阪堺電気軌道 阪堺線「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ
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まとめ：住吉大社で恋愛成就を祈願しよう
大阪市住吉区の「住吉大社」は、大阪の最強のパワースポットとして知られ日本でも有数の神社です。全国の住吉神社２３００社余の総本山として多くの参拝者の信仰を集めています。
境内にある数々のパワースポットの効果は広く知られており、近年では「縁結び」「恋愛成就」「心願成就」の神様として多くの若者にも人気のスポットです。
境内の気も満ちていて元気になれる住吉大社に足を運び、良いご縁に恵まれるようお祈りされてみてはいかがでしょうか。
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