沖縄といえば、日本有数のリゾート地、見どころが多い観光地として知られています。
沖縄では古くから特有の信仰を持ち、生活と信仰が密接に関わってきました。また自然と結びついた強力なパワースポットが多数あることでも知られています。
自然信仰が息づく沖縄でも「縁結び」の神社として知られているのが青い海の上に浮かぶ「波上宮」(なみのうえぐう)です。
恋愛成就のパワースポットとして、国内だけでなく、海外からもたくさんの参拝者が訪れるほど大人気の「波上宮」。南の島の由緒ある神社をご紹介します。
琉球八社で最も格式の高い神社「波上宮」
波上宮は、琉球八社(りゅうきゅうはっしゃ)の中でも最も格式の高い神社で「琉球国一之宮(いちのみや)」と呼ばれ由緒ある神社です。
「琉球八社」とは、琉球王国において「沖縄八社」とも呼ばれ王府から特別の扱いを受けた「波上宮・沖宮・普天間宮・末吉宮・安里八幡宮・天久宮・金武宮」の8つの神社の総称です。
沖縄を代表する初詣場所でもあり、地元では「なんみん」や「なんみんさん」の愛称で親しまれています。
ご祭神
・伊弉冉尊(いざなみのみこと)
・速玉男尊(はやたまをのみこと)
・事解男尊(ことさかをのみこと)
ご利益
ご祭神に日本で一番古い夫婦の妻神様とされる伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られていることから恋愛成就、縁結びにご利益があるといわれています。
その他にも、家内安全、厄除、商売繁盛、合格祈願、海上安全、幸運長寿など多くのご利益を授かることができる神聖な神社です。
ご由緒
昔より理想郷である海神の国「ニライカナイ」の神々を信仰してきた沖縄。
波上宮が建つ地は祈りを捧げる聖地・拝所の一つであったと伝えられています。
この地で「ニライカナイ」の神々に対し、海の安全や豊漁・豊穣を祈願してきました。
「御鎮座説」によると不思議な伝説が残されています。
昔、毎日釣りをしていた里主が、海浜で不思議な”ものを言う石”を得ました。
里主はこの石に祈りを捧げ、豊漁を得ることが出来ました。
この事を知った諸神がこの霊石を奪おうとしましたが、里主は逃れて波上山(現在の波上宮の御鎮座で「花城(はなぐすく)」とも呼んだ)に至った時に神のお告げがありました。
「この地に社を建てなさい、そうすれば国家を守りましょう」という言葉に従い、里主はこのことを王府に奏上し、王府は社殿を建てて篤く祀ったといわれています。
明治の御代には、「沖縄総鎮守」としてふさわしい立派な社殿に建て替得られましたが、先の大戦で被災してしまいました。その後、1953年に御本殿と社務所、1961年に拝殿が再建されました。
波上宮が立つ「御嶽」は最高のパワースポット
実は、沖縄は神社の数が日本で一番少ない県として知られています。本土では、岩や木などが建つ自然の力が強い場所に「社」を建てて神社としてきましたが、沖縄では、木々が生い茂っている聖地を「御嶽(うたき)」として神が祀られている祈りの場にしてきました。
波上宮が建つこの地にも「御嶽」があり、古くから沖縄の人々の信仰熱い場所だったことが知られています。
他にも、御嶽とは、神が祀られている祈りの場のこと。基本、社殿に類するものは無く、木々が生い茂っているだけということが多いようです。
境内には他にも沖縄ならではのスポットがありますので、ご紹介します。
狛犬はシーサー
神社といえば狛犬が思い浮かびますが、波上宮では沖縄のシンボルのシーサーが出迎えてくれます。
シーサーは沖縄の「魔除け」「守り神」として根付いており、家に一対置いておくと「福を呼び込む」として信じられてきました。
向かって右側、オスのシーサーは口を開けており、福を招き入れます。向かって左側のメスのシーサーは口を閉じており、福を逃さず災難から守ってくれます。
波上宮でも同様に左右にオスメス一対のシーサーが本殿を守っています。
本殿
迫力ある立派な一の鳥居をくぐり、石畳の参道を歩くと本殿にたどり着きます。
本殿は、琉球瓦の朱色が特徴の独特な形をしています。一目で沖縄らしさが伝わってくる造りです。晴れた日には青空と朱色のコントラストが美しく映えます。
本殿正面の上を見上げると「波上宮」と書かれた立派な扁額が掲げられています。額の周りを取り囲むように小さなハートマークが描かれていることから、恋愛成就のご利益があると言われています。
御嶽(うたき)の鳥居
本殿の裏には古来より信仰されている御嶽の鳥居があります。
波上宮を望みながら、航路安全祈願と航海無事を願っていたそうです。
パワースポットは本殿だけでなはい 「波の上ビーチ」(開運ビーチ)
二の鳥居から右にある階段を降りて行くと那覇市唯一の海水浴場である「波の上ビーチ」があります。
別名「開運ビーチ」と呼ばれ、運が開けるパワースポットです。
綺麗な砂浜とエメラルド色の海に足を浸す「アーシング」によって自然の力を感じることができます。
このビーチ側から本殿を拝むことができ、波上宮が隆起した珊瑚礁の断崖上に鎮座している姿が見られます。その形は竜宮城に似ているといわれています。
波上宮で人気のお守り・御朱印をご紹介!
波上宮には、たくさんの縁結びのお守りがあります。
可愛らしく人気なものをピックアップしてご紹介します。
お守りや御朱印は、本殿を正面にして右手側の授与所でいただくことができます。
えんむすび守
赤と青の2つの貝に可愛らしい男女の絵がそれぞれ描かれています。
愛カナイ守(叶い守)
袋に小さい鈴がついている白または青を基調とした2種類のお守りです。
小さめで可愛らしいデザインなので、お土産やプレゼントとして贈ると喜ばれそうです。
紅型お守り
沖縄伝統の染色技法「紅型(びんがた)」を使用した「紅型お守り」も人気です。沖縄らしい鮮やかなデザインは、眺めているだけで心が踊ってくるようです。
御朱印帳
沖縄らしい色鮮やかな紅型柄の御朱印帳です。まるで伝統工芸品を思わせるような美しさです。特に鮮やかな黄色をベースにした御朱印帳は、沖縄ならではのトロピカルな素敵な色使いで人気です。
波上宮の御朱印帳は日本最南端の御朱印帳と言われています。
波上宮へのアクセス・基本情報
波上宮へのアクセスや基本情報をまとめてご紹介します。
所在地:〒900‐0031沖縄県那覇市若狭1丁目25番11号
電話番号:098‐868‐3697
受付時間 :午前9時~午後5時まで
交通機関 :【電車】モノレール那覇空港駅から旭橋駅まで約10分→旭橋駅から徒歩15
【バス】25、26、99系統に乗車「県庁北口」下車→「パレットくもじ前」より
2、5、15、45系統のバス乗車→「西武門」下車 徒歩約3分
【車】国道58号線(那覇西道路)を利用して約15分
無料駐車場有り(20台)
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まとめ:波上宮にお参りして恋愛を成就させよう
「波の上に建つ」波上宮は、ビーチから見上げる姿にも神々しさを感じます。
また、那覇空港から15分とアクセスも良く、24時間参拝が可能です。観光の最後のスポットとして立ち寄ってみるのもいいかもしれません。
沖縄らしさを十分に感じられる神社なので訪れる価値は十分にあります。
参拝に訪れるならば早朝をおススメします。日中とは違う空気を感じられるかもしれません。
昔より祈りの聖地の一つとしてされてきた波上宮で明るい南国パワーで満たされると素敵な出会いにつながりそうですね。
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